悲喜交々

悲喜交々

~とある男の個人再生記録~

個人再生の道のり~正式依頼後のあれやこれや~

契約後の流れ

f:id:nonbirigakugeiin:20170507220757j:plain

 

さて個人再生の件ですが、定期的に弁護士さんのところに出向き、打合せをすることになっております。意外とあっさりしており、普段の生活もあまり変化も無くとりあえず安息な日々を送っております。

 あっ変わったと言えば、夫婦で家計について話し合い&節約をするようになった点ですかね。

今まではあまりこんな話もしていなかったのですが、あれ以来お互い隠し事は 無くし、しっかりと相談しながら決めていこうという方針になりまして…。やはり何事にも夫婦間でしっかりと話し合う事は重要ですね。
前回、残念なことに法テラスの扶助を受けれなかった私は、通常通り弁護士さんに依頼する形をとりました。まぁこればかりは致し方が無いことですので、切り替えていくことにします。

借入総額を再確認

f:id:nonbirigakugeiin:20170507220912j:plain

 個人再生の正式手続きは、弁護士さんへの委任状に署名・捺印することから始まりました。

では正式にご依頼ということになりますので、今回の一件をこちらに一任するという形で「委任状」に氏名・捺印をお願いいたします。

ハイ。(カキカキ)宜しくお願い致します。

ではこれで契約という事になります。 これからの各債権者への通知を開始しますので、借用先の再確認をしましょうか。

ハイ。

 早速、いま一度借用先を一緒に確認する事になりましたが、改めて一覧にしてみると
なんともまぁ…。よくもここまで借りたものです。本当に情けない…。
 
<借入先一覧>
合計762万
 合計金額が762万円となりまして本当に恐ろしい金額でした。
本来ならしっかりと返さなくてはいけないお金のはずなのですが…本当にすみません。

各種書類の準備が必要

f:id:nonbirigakugeiin:20170507221245j:plain

 

現在の借用額は760万程ですから、これから手続きを開始するとしてその間の利子等を考えると最終的にアーロンさんの借金は800万ほどになります。そこから5分の1に圧縮して個人再生後に支払う総額は160万ぐらいですね。

裁判所の判断が下りるまでの利子も含めるんですね。でもそれぐらいの金額かなとは考えていたので…。それでお願いいたします。

この160万円を今後、3年も しくは5年で返済していただくことになりますが、当然すぐにではありませんよ。

そうなんですね。これからどんな流れになるんですか?

これから、先ほど確認した借用先へアーロンさんへの支払い義務をストップしてもらうように連絡を入れます。今日明日中に連絡を入れますので、催促の連絡がありましたら私に言ってくださいね。処理しますから(ニヤリ)

あ・ありがとうございます。

それに伴い裁判所への個人再生申し立てに向けて各種書類の作成に入ります。その為、アーロンさんにはこれから諸々提出していただくことになります。

ハイ。わかりました。ちなみにどんなものがあります?

そうですね。すぐに必要なものとしては「住民票・二か月分の給与明細」ですね。その他の書類 はその都度お伝えいたします。

では早速、取得します。

宜しくお願い致します。それとこれから裁判所に申し立てをすると、三か月分の家計状況が分かる物(家計簿や通帳、各種領収書)が必要になりますので、それに準じたものはすべて取っておいてください。あと通帳もこまめに記帳するようにしてください。

通帳ですか…。あまり記帳していたことが無いようですのでしっかり確認してみます。

お願いします。しばらく記帳していないと、いざ記帳した際まとめられることもありますので。そうなるとまとめられてしまった部分の詳細を取得しなくてはならないので労力も費用も掛かってしまうんですよ。とりあえずはこれからしっかり記帳してもらって、不足部分に関してはそ の都度こちらから確認しますね。

ありがとうございます。

決着は年末か!?

f:id:nonbirigakugeiin:20170507221142j:plain

 申込みが3月末ですので、これから3か月分(4・5・6)の家計状況をしっかりと記録してもらいます。まぁ先ほどお伝えしたように通帳や領収書、各種支払明細等を残しておいてください。

ハイ。分かりました。

その後、7月に裁判所に申し立てをして、免責が下りるまで3・4か月と考えると…まぁざっくり見積もって年末ぐらいには決着がつくかと思われます。

では年末あたりで160万円の支払いが開始される感じですか?

そうですね。まずは裁判所から圧縮された借入額が提示され、それを3年ないし5年で分納する旨の判断がされると思いますので、おそらく年末頃に最終判断が下りると 思います。

そこで月々の支払額が決まって、それを支払うんですね。

そういうことになります。

 これまでしっかりと家計簿をつけていなかった為、すこし戸惑いそうですがこれもしっかりとした返済計画を立てる為の重要な事だと捉え、早速実践しなくてはいけませんね。
 やはり個人再生と言えども、すんなりと「OKですよ~」とはいかないようです。
当たり前ですが、本当にこの人は個人再生をしなくては返済できなかったのか?隠し財産等は無いのか?等の調査が入るようです。
また裁判所から個人再生後、ちゃんと分納し続けることができるのか確認の為、一定額を毎月貯蓄しなくてはいけないそうです。リハーサル的な事のようです。
弁護士さん曰く

大体、3か月間積み立て をしてもらいます。その積立金はそのまま個人再生後の支払いにシフトしてもらえばよいので、その為の貯蓄だと思って実施してくださいね。

そう考えれば、気持ち的にも前向きでいられそうです。

まとめ

・借金の総額は利子込である!

・圧縮した金額を3年ないし5年へ分割返済

・三か月分の家計状況の報告が義務

 借金の総額分を圧縮すると思いきや、利子分もあるとは思ってもいませんでした。弁護士さんに個人再生の依頼をした時点から返済はストップしますが、裁判所の免債が下りるまでは利息(利子)が発生しているという感じです。

また返済期間に関しては弁護士さんに相談したら年数の譲歩はしてもらえるようです。基本5年ですが…。

個人再生するとしてもちゃんと家計状況を裁判所はチェックするようです。本当にこの人は返済できるのか等も確認しなくては免債も出来ないといった感じでしょうか。